ご寺院さまとその土地の整理/
代表役員の変更登記
当職は僧侶(融通念佛宗)であると同時に司法書士であり、特に地方の寺院の手続きにそれなりに取り組んできました。
寺院の境内地等は、住職や檀家さん等との信頼関係によって、
特に法律問題に発展するようなケースは通常はありません。
そのため長い年月を経て、例えば、
- 寺の境内地が住職の個人名義になっており、寺の名義にしたい場合
- 檀家さんが不動産を寺に「寄付」したいと言っている場合
- 檀家さんが「遺言」で土地を寺に「寄付」したいと言っている場合
- 寺が管理している農地が先代、先先代住職の名義や檀家さんの名義になっている場合
- 寺名義の境内地と複数の畑が隣接しており、境界、面積、位置関係等も不明確の場合
- 寺に隣接している住職又は檀家さん個人名義の土地を、
今後寺の駐車場や境内地として利用したい場合 - 飛び地の境内地(境外地)の上に他人の建物が立ってしまっている場合
- 昭和20年代の宗教法人法制定にともなう権利承継の登記が未了の場合、
土地の名義が旧法による寺院のままで残っている場合、
明治時代に所有権の登記をしたままになっている場合 - 本堂、庫裏、離れ等の登記がなされておらず、誰の所有か長い年月の間に
分からなくなっている場合 - 境内建物等の落慶の場合
- 代表役員の変更登記をされる場合
- 寺院の解散をされる場合
などの場合が多々あります。これらの状態は、寺檀の信頼関係により放置の状態になっていても別段の問題は生じませんでした。
しかしながら昨今の社会情勢により、或いは本堂の落慶等のついでに、寺の土地をきちんとしておきたいとの住職側或いは檀家さん側からの要望も聞かれるようになりました。
当事務所では、寺院・神社の境内地等財産の保全、管理、処分の一環として、上記のようなご相談を承っております。
尚、個人名義の土地を寺院に寄付した場合、無料で寄付しても、寄付した個人に譲渡所得税がかかる可能性があります(所得税法第59条(贈与等の場合の譲渡所得の特例))。故に税金の問題につき、同時に検討が必要です。
境内建物、境内土地を寺院が取得した場合、非課税証明の取得により、登録免許税が非課税になる場合があります。不動産取得税等も非課税になる場合があります。
税金の問題や予想される税金の額に関しては提携の税理士と、土地の分筆・表示等の問題が生じたときは土地家屋調査士と共に、ワンストップで総合的に対応させて頂きます。
(*紛争性のあるものは除きます。)
不動産の権利承継など、その他の宗教法人に関することについても、お気軽にお問い合わせくだい。
尚、住職が変わられた場合の代表役員の変更登記も多数お受けしております。
【地方のお寺の皆様へ】
しかし、本来地域の人々のためにお寺や神社は、その地の人々と共に続いていかなければなりません。お寺のためだけでなく、地域の人々のためです。
私は、融通念佛宗 総本山大念佛寺の教学研究所研究員であり、また布教師見習いでもありますので、お寺や仏教文化の講話をする機会がそれなりにあります。
その中で「お寺とは何か」「仏教文化とは何か」「地域は何故力を失っているのか」「地域はどのようにしたら復活するのか」を8年間真剣に研究しました。
その講話集を『小さな国の記憶』という題名で作りました。どうか、地域のお寺様、皆様のお力に、本当に役立てる事を願って、誠心誠意作りましたので、どうぞ、下のバナーからご覧下さい。法律問題よりも大切なことです。
宗田大輔
宗教法人(寺院)と
土地の整理に関する
費用について
寺院の代表役員変更
8万8000円(税込み表示)~+実費
寺院規則原本(昭和27年頃のもの)が見当たらない場合、県庁への届出書を作成する場合、代表役員の変更から年月が経っている場合も、事前に見積書を提示いたします。
事前に見積しますのでお気軽にご相談下さい。
その他
要相談
不動産の権利承継など、その他の宗教法人に関することについても、お気軽にお問い合わせくだい。
費用は一例です。
正式なお見積りは相談後に
提出させていただきます。